セントパトリックデーといえば緑色ですが
なぜ緑なのでしょうか？
それに、セントパトリックデーに登場する妖精の名前やその背景についても気になりますよね。
今回は、セントパトリックデーの緑色の理由や、妖精について詳しく解説します。
この記事を読んで分かること
- セントパトリックデーの起源と歴史
- 緑色がセントパトリックデーの象徴となった理由
- 妖精レプラコーンの由来と特徴、緑色を身につける理由
- 日本や世界各地でのセントパトリックデーの祝祭とその楽しみ方
セントパトリックデーとは？緑色の理由とその意味
セントパトリックデーはアイルランドの聖人、聖パトリックの命日を祝う日です。
特に緑色が象徴的ですが、その理由には歴史や文化が深く関わっています。
セントパトリックデーの起源と歴史
アイルランドの守護聖人、聖パトリック
セントパトリックは5世紀にアイルランドにキリスト教を広めた人物です。
彼の命日である3月17日はアイルランド全土で祝われる重要な日となっています。
聖パトリックは多くの教会や修道院を建設し、アイルランドのキリスト教化に大きく貢献しました。
聖パトリックにまつわる多くの伝説がありますが、
特に有名なのがシャムロックを使って三位一体を説明したという話です。
このシャムロックは、現在でもセントパトリックデーのシンボルとして広く知られています。
なぜセントパトリックデーは緑色なのか？
シャムロックと緑色の象徴
セントパトリックデーに緑色が象徴として使われる理由は、シャムロックに由来します。
シャムロックは三つ葉のクローバーで、聖パトリックが三位一体を説明するために使ったとされる植物です。
このシャムロックがアイルランドのシンボルとなり、
緑色がセントパトリックデーの象徴色となりました。
また、アイルランドの自然が緑豊かであることも理由の一つです。
アイルランドは「エメラルドの島」とも呼ばれ、
その美しい緑の風景がセントパトリックデーのシンボルカラーに影響を与えています。
例えば、ダブリンのパレードでは、参加者たちが緑色の服を着て練り歩きます。
セントパトリックデーの象徴・妖精レプラコーン
セントパトリックデーには、レプラコーンという妖精も象徴として登場します。
この妖精は緑色の服を着た小さな存在で、セントパトリックデーの伝統と深く結びついています。
レプラコーンとは何か？
レプラコーンの由来と特徴
レプラコーンはアイルランドの民間伝承に登場する妖精です。
彼らは緑色の服を着て赤い髭を生やした小さな妖精で、金貨を隠し持っていると言われています。
レプラコーンを捕まえると願いを叶えてくれるという伝説もあります。
セントパトリックデーにはレプラコーンにちなんだアイテムや仮装が多く見られます。
例えば、子供たちはレプラコーンに見立てた緑色の服や帽子を身につけてお祝いします。
この妖精はいたずら好きで、緑色を身に着けていないとつねってくるという言い伝えもあります。
なぜ緑を身につけるのか？
緑色を着る理由とレプラコーンの関係
セントパトリックデーに緑色を身につける理由は、レプラコーンに由来しています。
伝説では緑色を身に着けているとレプラコーンに見つからず、つねられないとされています。
そのため、この日には多くの人が緑色の服や小物を身に着けます。
また、緑色はアイルランドの国色でもあり、アイルランドの自然や文化を象徴する色です。
セントパトリックデーには、緑色を身に着けることでアイルランドの文化を祝います。
アメリカではこの日に緑色のビールや食べ物が登場し、街全体が緑色に染まります。
セントパトリックデーの楽しみ方
セントパトリックデーは世界中で祝われています。
特にアイルランド系移民が多いアメリカでは、大規模なパレードやイベントが開催されます。
日本でも表参道を始め、各地でセントパトリックデーを祝うイベントが行われます。
アイルランドでのセントパトリックデー
ダブリンのパレードとフェスティバル
アイルランドの首都ダブリンでは、セントパトリックデーに大規模なパレードが行われます。
このパレードは50万人以上が参加する大イベントで、街中が緑色に染まります。
人々は緑色の服を着て帽子やアクセサリーも緑色で統一し、盛り上がります。
ダブリンのパレードは音楽やダンスがメインで、
地元のバンドやダンサーたちがパフォーマンスを披露します。
観客も一緒になって踊り出すほどの盛り上がりです。
さらに、パレードの他にもフェスティバルが数日間にわたって開催され、さまざまなイベントが行われます。
例えば、緑色にライトアップされた建物や
緑色のビールを楽しむことができるパブも多く見られます。
特に人気なのが、アイルランドの伝統料理を楽しめる屋台です。
フィッシュアンドチップスやシェパーズパイなど、美味しい料理がたくさん並びます。
アイルランド全土でのセントパトリックデーの祝祭
アイルランド全土でセントパトリックデーは祝われます。
各地でパレードやイベントが開催され、地域ごとの特色が感じられるのが魅力です。
たとえば、コークやリメリックなどの都市でも大規模なパレードが行われます。
セントパトリックデーの期間中は、アイルランド全土が一つの大きなパーティー会場となります。
各地のパレードには地元のバンドやダンサーが参加し、観客も一緒になって楽しみます。
街中のパブやレストランも特別なメニューを用意し、多くの人々が訪れます。
また、アイルランドの地方都市や村でも、地元のコミュニティが主催するイベントが行われます。
地元の人々が集まり、伝統的な音楽やダンスを楽しむ姿が見られます。
こうした地域のイベントは、観光客にも人気で、アイルランドの文化を深く感じることができます。
アメリカでのセントパトリックデー
ニューヨークとボストンのパレード
アメリカでは、ニューヨークやボストンで大規模なパレードが行われます。
ニューヨークのパレードは世界最大規模で毎年多くの観光客が訪れます。
シカゴでは、シカゴ川を緑色に染めるイベントも有名です。
アメリカ全土でセントパトリックデーは祝われ、多くの都市でパレードやイベントが開催されます。
特にアイルランド系移民の多い地域では街全体が緑色に染まり、大いに盛り上がります。
サンフランシスコやロサンゼルスでも大規模なパレードが行われ、多くの人々が参加します。
アメリカもセントパトリックデーには緑色のビールや食べ物が登場します。
例えば、緑色のパンケーキやクッキーなど、特別なメニューが楽しめます。
また、アイルランドの伝統料理であるコンビーフとキャベツもこの日の定番です。
シカゴのシンボリックなイベント
シカゴではシカゴ川を緑色に染めるイベントが毎年行われ、多くの観光客が訪れます。
このイベントはシカゴのセントパトリックデーの象徴的なイベントで、街全体が緑色に染まります。
地元の人々も観光客も一緒になって楽しむことができ、
シカゴのセントパトリックデーは大いに盛り上がります。
また、シカゴではパレードも大規模に行われ、地元のバンドやダンサーが参加します。
観客も一緒になって楽しむことができ、街全体が一つの大きなパーティー会場となります。
シカゴのセントパトリックデーは、緑色のビールや食べ物を楽しみながら
友人や家族と一緒に過ごす特別な日です。
日本でのセントパトリックデー
表参道パレードと代々木公園フェスティバル
日本でもセントパトリックデーは祝われ、特に東京でのイベントが有名です。
表参道では毎年大規模なパレードが行われ、多くの人々が参加します。
このパレードは、アジア最大規模のセントパトリックデーイベントとして知られています。
表参道のパレードでは緑色の服を着た人々が通りを練り歩き、音楽やダンスが披露され、
まるでアイルランドにいるかのような雰囲気を味わえます。
代々木公園でフェスティバルが開催され、アイルランドの文化を体験できるブースやステージイベントが盛りだくさんです。
代々木公園のフェスティバルでは、アイルランドの伝統料理やビールを楽しむことができます。
また、アイルランドの音楽やダンスのパフォーマンスも行われ、
参加者は一日中楽しむことができます。
特に人気なのが、アイルランドの伝統楽器を使ったライブ演奏です。
全国各地でのセントパトリックデーイベント
日本全国でもセントパトリックデーのイベントが開催されています。
例えば、札幌、名古屋、大阪、福岡など、各地でパレードやフェスティバルが行われます。
これらのイベントでは、アイルランド文化を体験できる様々なプログラムが用意されています。
札幌では、毎年3月に大通公園でセントパトリックデーのパレードが開催されます。
緑色の服を着た参加者たちがパレードに参加し、アイルランドの伝統音楽やダンスを楽しむことができます。
また、名古屋でも栄地区でパレードが行われ、多くの人々が訪れます。
大阪では、道頓堀でセントパトリックデーのパレードが行われます。
地元のバンドやダンサーが参加し、観客も一緒になって楽しむことができます。
福岡でも天神地区でパレードが開催され、アイルランド文化を体験できるブースやステージイベントが行われます。
日本全国で開催されるこれらのイベントは、アイルランドの文化を日本に紹介する絶好の機会です。
各地で行われるパレードやフェスティバルに参加して、緑色の服を着て一緒に楽しみましょう。
