2026年、雪と氷の祭典「ミラノ・コルティナダンペッツォ冬季オリンピック」がいよいよ幕を開けます。世界中が熱狂する開会式のハイライトといえば、各国の旗を掲げて行進する「入場行進」ですが、実は開催国ごとに順番が大きく変わることをご存知でしょうか。
「日本代表はいつ出てくるの?」「推しの国がなかなか出てこないけど、ルールはどうなっているの?」と疑問に思う方も多いはずです。今大会はイタリア開催のため、入場順は「イタリア語のアルファベット順」に基づき、日本(Giappone)は予想外のタイミングで登場します。
この記事では2026年大会の入場順番のルール、主要国の登場タイミング、そして「サン・シーロ」で行われる歴史的な演出の見どころまでを紹介します。
- 日本代表(Giappone)がイタリア語順により中継のどのあたりで登場するか
- 次期開催国のフランスとアメリカがアルファベット順を無視して最後に並ぶ理由
- 日本時間の早朝に放送される開会式の分単位の視聴スケジュール
- 史上初の4拠点同時開催や豪華アーティストによる最新の演出内容
ミラノ・コルティナ2026開会式の入場順番はどう決まる?
オリンピックの入場行進は、単にランダムに並んでいるわけではありません。国際オリンピック委員会(IOC)の厳格なプロトコル(儀礼)に基づき、大会ごとにその順序が定められています。

開催地イタリアの公用語「イタリア語」のアルファベット順
入場順番の基本ルールは、「開催国の公用語によるアルファベット順」です。 2026年大会では、開催地イタリアの公用語であるイタリア語が基準となります。
英語とイタリア語では、同じ国でもスペリングが大きく異なる場合があります。 単に綴りが変わるだけでなく、「最初の文字」が変わることで、行進の序盤に登場するのか、あるいは終盤まで待つことになるのかが決定します。 例えば、英語で「S」から始まる国がイタリア語では「C」から始まることもあり、これによって視聴者の「予測」が良い意味で裏切られるのが、開会式の醍醐味の一つでもあります。
【不変のルール】ギリシャ、難民選手団、開催国の位置
アルファベット順の例外として、常に固定の位置で入場する国々があります。これは、オリンピックの歴史と多様性を尊重するための伝統的なルールです。
まず、近代オリンピック発祥の地であるギリシャが常に先頭(1番目)を務めます。続いて、2番目には平和の象徴である難民選手団が入場します。そして、行進の最後を飾るのは、今大会の開催国であるイタリアです。この「最初と最後」の枠組みは、どの大会でも変わることのない、開会式の重厚なフレームワークとなっています。
以下の表の国々は、アルファベット順に関係なく、特定の順番で登場することが決まっています。
| 順番 | 国・地域名 | イタリア語表記 | 理由・備考 |
| 1番目 | ギリシャ | Grecia | オリンピック発祥の地への敬意 |
| 2番目 | 難民選手団 | Squadra Olimpica Rifugiati | 困難に立ち向かうアスリートへの連帯 |
| 最後から3番目 | フランス | Francia | 2030年アルプス大会(次期開催国) |
| 最後から2番目 | アメリカ合衆国 | Stati Uniti d’America | 2034年ソルトレークシティ大会 |
| 最後(トリ) | イタリア | Italia | 今大会の開催国 |
オリンピックのバトンが次へと繋がっていく様子をドラマチックに演出し、大会の継続性を世界に示しています。
【徹底比較】英語名と頭文字が変わる国々。順番はこう変わる!
英語での名称とイタリア語での名称で「頭文字」が変わる国々をリストアップしました。
アメリカ、韓国など大幅に入れ替わる国々
以下の表は、英語名とイタリア語名で頭文字が異なる、代表的な強豪国・注目国の比較です。
| 国名(日本語) | 英語名(頭文字) | イタリア語名(頭文字) | 入場順の変化 |
| 韓国 | South Korea (S) | Corea del Sud (C) | 後半(S)から序盤(C)へ大幅に前倒し |
| 日本 | Japan (J) | Giappone (G) | 中盤(J)から序盤(G)へ移動 |
| アメリカ | United States (U) | Stati Uniti (S) | 本来なら中盤(S)へ(※特例で最後から2番目) |
| オランダ | Netherlands (N) | Paesi Bassi (P) | 中盤(N)から中盤以降(P)へ後退 |
| ハンガリー | Hungary (H) | Ungheria (U) | 前半(H)から終盤(U)へ大幅に後退 |
このように、韓国(South Korea)がイタリア語では「Corea(C)」となり、行進のかなり早い段階で登場するのは大きな驚きではないでしょうか。
一方で、ハンガリーなどは「U」まで登場を待つことになります。
イタリア語アルファベットの特殊な扱い
イタリア語のアルファベットは本来21文字で、英語にある「J, K, W, X, Y」の5文字は外来語用の特殊な文字とされています。しかし、オリンピックの入場順においては、これらを含む国際的な表記(Jordan、Kenyaなど)も適切に配置されます。
ただし、日本(Japan)はイタリア語で「Giappone」という固有の単語が確立されているため、あくまで「G」のセクションとして扱われます。これこそが、開催国の文化を尊重するオリンピックの面白さと言えるでしょう。

日本代表(Giappone)は何番目に登場?登場時間を徹底予測
それでは、我らが日本代表チームはいつ登場するのでしょうか。イタリア語表記と過去の大会データから、そのタイミングを詳細に予測します。
なぜ「J」ではなく「G」なのか?
日本は国際表記だと「Japan」ですが、日本はイタリア語で「Giappone(ジャッポーネ)」と呼びます。イタリア人にとって、日本は「G」で始まる親しみ深い国なのです。アルファベットの26文字の中で「G」は7番目の文字です。
全参加国が約90カ国前後であることを考えると、AからFまでの国々を終えた後、日本は30番目前後で登場する可能性が非常に高いと言えます。前回の北京大会(漢字の画数順で10番目)ほどではありませんが、それでも全体の「前半」に位置するため、放送開始から目が離せません。
【日本時間】開会式中継の何時何分頃に日本が登場するか
開会式は現地時間(ミラノ)の夜に行われますが、日本とは8時間の時差があります。
| 項目 | 内容 |
| 現地開始時刻 | 2026年2月6日 20:00頃 |
| 日本開始時刻 | 2026年2月7日 04:00頃 |
| 日本代表の登場予想 | 2026年2月7日 04:45〜05:15頃 |
今回の旗手には、スピードスケートの森重航選手や、スノーボードの冨田せな選手など、世界トップクラスの実績を持つ男女ペアが選出されることが期待されています。
土曜日の早朝という時間帯になりますが、中継が始まってから1時間以内には日本の登場が予想されます。
「まだ中盤だろう」と油断していると、すでに通り過ぎてしまった……という事態になりかねませんので、見逃さないためには午前5時を目安にテレビの前へ待機しておくことがおすすめです。

2026年大会ならではの開会式の見どころ:革新的な「マルチセンター・モデル」
ミラノ・コルティナ2026の開会式は、これまでの大会のような「一つのスタジアムに全選手が集まる」形式とは一線を画します。史上初の分散型開会式「マルチセンター・モデル」の全貌を解説します。
サン・シーロを含む4拠点同時開催の画期的な仕組み
今回の開会式は、メイン会場であるミラノの「サン・シーロ・スタジアム」をハブとして、計4つの拠点をリアルタイムで繋ぎます。
選手のコンディション管理や移動の負担を軽減するため、競技会場近くの各拠点でも同時に入場行進やセレモニーが展開されるのです。
| 会場名 | 拠点(場所) | 参加する選手・主な役割 |
| サン・シーロ(メイン) | ミラノ | 氷上競技(フィギュア、スケート等)の選手が入場。メインセレモニー。 |
| コルティナ・サイト | コルティナ | アルペンスキー、カーリング等の選手が現地で行進。山岳の美を演出。 |
| ヴァル・ディ・フィエンメ | プレダッツォ | スキージャンプ等の選手。伝統的なアルプスの文化を紹介。 |
| リヴィニョ・サイト | リヴィニョ | フリースタイル、スノーボード等の選手。雪上のエネルギーを表現。 |
各拠点の様子は、サン・シーロに設置される30メートル級の巨大モニターや、世界中へのライブ中継を通じてシームレスに融合します。「イタリア全土が一つのスタジアムになる」という、デジタル時代の新しい五輪の形を目撃することになるでしょう。
マライア・キャリー、アンドレア・ボチェッリら豪華出演者の競演
開会式のテーマは「Armonia(アルモニア:調和)」。このテーマを象徴するように、クラシックからポップスまで、世界最高峰のアーティストが集結します。
- マライア・キャリー: 5度のグラミー賞を誇る歌姫が、ミラノの夜空に歌声を響かせます。
- アンドレア・ボチェッリ: イタリアの至宝と言われるテノール歌手。感動的なフィナーレを彩ります。
- ラウラ・パウジーニ: イタリア人として初のグラミー賞を受賞した、国民的人気歌手。
- ラン・ラン: 世界的なピアニスト。繊細かつダイナミックな演奏で「調和」を表現。
- ギアリ(Ghali): イタリアで絶大な人気を誇るラッパー。若さと多様性の象徴として登場。
これらのアーティストに加え、1,300人以上のパフォーマーがサン・シーロのフィールドを埋め尽くします。
テーマ「Armonia(調和)」とアルマーニ氏へのトリビュート
今回の開会式で最もエモーショナルな瞬間の一つが、2025年9月に惜しまれつつこの世を去った世界的デザイナー、ジョルジオ・アルマーニ氏へのトリビュート演出です。
アルマーニ氏は今大会の公式ウェアをデザインしただけでなく、開会式のビジュアルコンセプトにも深く関わっていました。演出の中では、彼が生前に遺した「最後のデザイン画」がデジタル技術で巨大な舞台背景として再現される予定です。
イタリアの「美」を世界に知らしめた巨匠の遺志が、オリンピックという平和の祭典を通じて、次世代へと受け継がれる感動的な一幕となるでしょう。極のエンターテインメント・ショーとしても見応え十分です。
まとめ:歴史的な開会式を120%楽しむために
ミラノ・コルティナ2026の開会式は、イタリアの情熱と未来への希望が詰まった、かつてないスケールの祭典になります。
- 日本(Giappone)は前半の午前5時過ぎに登場することを忘れない。
- フランスとアメリカが最後なのは、2019年の新ルールによる「未来へのバトン」を象徴するため。
- 4会場同時開催というデジタル技術を駆使した、新しい五輪の形に注目。
- 故ジョルジオ・アルマーニ氏の美学が息づく演出を楽しむ。
2026年2月7日の早朝、歴史の目撃者になる準備はできていますか?万全の体制で日本代表を応援しましょう!わうことができます。白い雪と氷を舞台に、熱い戦いの火蓋が切って落とされるその瞬間を、ぜひ皆さんもその目で見届けてください。
ミラノ・コルティナ2026開会式のよくある質問
開会式の入場順番や演出について、多くの方が疑問に感じるポイントをまとめました。放送を視聴する前の最終チェックとしてお役立てください。
- 日本代表はなぜ前回の東京大会よりも早く出てくるのですか?
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入場順は開催国の公用語によって決まるためです。東京大会は日本語の五十音順でしたが、今回はイタリア語のアルファベット順となります。日本はイタリア語で「Giappone」であり、Gはアルファベットの序盤に位置するため、約90カ国が参加する今大会では比較的早いタイミング(30番目前後)での登場となります。
- フランスとアメリカが最後なのは、国の規模が関係していますか?
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国の規模は関係ありません。2019年にIOCが決定した「将来の開催都市を尊重する」という新しいルールに基づいています。次期開催国のフランス(2030年)と次々期開催国のアメリカ(2034年)を、今大会の開催国イタリアの直前に配置することで、オリンピックのバトンタッチを世界中に印象づける演出となっています。
- 全競技の選手がミラノのサン・シーロ・スタジアムに集まるのですか?
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今回は「マルチセンター・モデル」を採用しているため、全選手が1カ所に集まるわけではありません。ミラノ、コルティナ、プレダッツォ、リヴィニョの4拠点に分かれた選手たちが、それぞれの会場から同時に入場行進を行います。各拠点の映像をリアルタイムで合成する最新技術により、スタジアムの観客も視聴者も一体感を楽しめる仕組みです。
- 日本時間での「見逃し厳禁」な時間は何時ごろですか?
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開会式は日本時間2026年2月7日(土)の午前4時にスタートします。入場行進はその約30分後から始まりますが、日本(Giappone)の登場は午前5時00分〜5時15分頃と予測されます。行進の序盤に登場するため、日本の姿を見たい方は午前5時前にはテレビや配信の前に待機しておくことをおすすめします。
